日雀(ひがら) 三夏
【解説】
スズメ目シジュウカラ科の小鳥。シジュウカラとほぼ同じ大きさである。胸から腹にかけて黒い筋がないのでシジュウカラと見分けられる。鳴き声もシジュウカラに似て、金属的な高音である。
【科学的見解】
ヒガラは、シジュウカラ科の鳥類で、九州以北の地域の山地の針葉樹林を好んで留鳥として生息している。針葉樹林内の昆虫やクモ等を餌にしている。シジュウカラ科の鳥類は樹洞性であるため、樹の洞やキツツキ類があけた穴を利用し営巣する。産卵期は五月から七月で、五個から八個程度産卵する。近縁種としては、コガラやシジュウカラが存在する。(藤吉正明記)