【子季語】
白慈姑/青慈姑/吹田慈姑/壬生慈姑
【解説】
オモダカ科の水生多年草で水田で栽培される。塊茎を食用とし、「芽が出る」縁起の良い食物として正月料理にもなる。夏に白い 花を咲かせ、十二月から四月頃までが収穫期である。産地として は広島県の福山市が有名である。
【科学的見解】
クワイは、中国原産の栽培植物であり、平安時代にはすでに食用とされていたことが知られている。日本の野生植物であるオモダカやアギナシに似ており、矢じり形をした葉が特徴であるが、クワイはそれらよりも大型になる。(藤吉正明記)