【解説】
西瓜はウリ科スイカ属の蔓性一年草。六月から七月にかけて蔓の先端に花を咲かせる。雌花雄花とも黄色で、花径は三センチくらいである。
【科学的見解】
スイカは、アフリカ原産のつる性一年草で、食用として広く栽培されている。果実の糖度が高いため、草本植物としてはイチゴやメロンとともに果物として親しまれている。日本へは、十六世紀ごろ中国より導入されたとのことである。ウリ科植物であるため、同一個体内に雄花と雌花の黄色花弁の単性花を付ける。雌花のがく下には膨らんだ子房がついているため、容易に雌雄の区別がつく。(藤吉正明記)