晩三吉(おくさんきち)三冬
【解説】
冬の梨 晩生の赤梨で新潟が原産。早生三吉から偶発実生として発見され る。大形の尖円形で玉揃いは良くない。五百グラム前後の大きな ものもあり、果実は純白で軟らか、果汁多く甘い。十月中頃から 収穫、貯蔵するにつれ甘く品質もよくなる。
【科学的見解】
晩三吉は、幸水、新水、豊水に続くニホンナシの代表品種である。果樹や作物には、収穫時期の区別として、早生(わせ)・中生(なかて)・晩生(おくて)に分けられており、本品種は、遅い時期に収穫時期を迎える冬のナシである。ニホンナシの品種:新高などと同じく、果実がとても大きい品種である。(藤吉正明記)