白丁花(はくちょうげ/はくちやうげ) 初夏
【子季語】
満天星/ばんていし
【解説】
アカネ科ハクチョウゲ属の落葉低木。沖縄に自生するほか、生垣などに用いられる。丈は一メートルほどになり。葉は楕円形で肉厚、五月から七月にかけて漏斗状に五裂した白い花をつける。
【科学的見解】
ハクチョウゲは、アカネ科の常緑小低木であり、亜熱帯から熱帯地域で庭木や生垣として利用されている。日本では、亜熱帯地域の沖縄で植栽されたものを確認することができる。近縁種として、本種の園芸変種としてダンチョウゲ(別名:ダンチョウボク)が知られており、本種より葉が密に付くことと、八重咲きの花も存在することからそれらの点で区別することができる。(藤吉正明記)