【子季語】
ふくべの花/瓢箪の花/花瓢
【解説】
瓢箪はウリ科ユウガオ属の蔓性一年草。北アフリカ、インド、タイが原産。七月から八月にかけて蔓の先端に夕顔に似た白い花を咲かせる。夕顔同様夕方に花を咲かせる。
【科学的見解】
ひさごは、ヒョウタンやユウガオに対して使われる別名である。ヒョウタンは、つる性の一年草で、昔から観賞用や器利用として栽培がおこなわれてきた。ヒョウタンの変種であるユウガオも古くから器利用や食用として栽培されており、果実を薄くそいで乾燥させたものがかんぴょうとして知られている。ともに花は夏に開花し、白花の単性花(雄花と雌花)を同一個体に形成する。(藤吉正明記)