絵双六(えすごろく/ゑすごろく) 新年
【子季語】
紙双六/道中双六/廻り双六/名物双六/役者双六/出世双六/官位双六仏法双六/浄土双六/飛双六
【解説】
正月の室内遊戯の一つ。盤双六と絵双六があるが江戸時代からは絵双六が一般的となった。絵双六は、サイコロのでた目の数だけ駒を進めて、先に上がった方の勝ちというもの。江戸初期から行われていたという。昔は雑誌の新年号の付録などになったが最近はあまり見かけなくなった。
【例句】
乙女子のひろげて見せぬ絵双六
村上鬼城「鬼城句集」
絵双六都見ゆるに君遅し
渡辺水巴「国民俳句」
いつの手ずれの道中双六なつかしき
島田青峰「角川文学全集」