油照(あぶらでり) 晩夏 季語と歳時記 【子季語】 脂照 【解説】 風がなく、雲の多い、汗ばむような蒸し暑い日和をいう。炎天のからっとした暑さとは違う、じりじりとした暑さである。 【例句】 堤行歩行荷の息や脂照り 沾涼「綾錦」 ながながと骨が臥ている油照 日野草城「旦暮」