芹の花(せりのはな) 仲夏 季語と歳時記 【解説】 芹は湿地や水田に群生する。野菜としても栽培される。花期は七、八月で、五弁の花。まっすぐに伸びた茎の先に咲いた二十前後の細かく白い楚々たる花である。 【科学的見解】 セリは、セリ科の多年草で、北海道から琉球までの河川や水田等の湿地に生育する。セリは、セリ科特有の爽やかな香りを含み、茎や葉柄の歯ごたえや触感もよいため、野菜として畑等で栽培もされている。花の時期は六月から九月までであり、白色の小花を散形花序につける。(藤吉正明記)