冷奴(ひややっこ)三夏 季語と歳時記 【子季語】 冷豆腐、水豆腐 【解説】 水や氷で冷やした豆腐を三センチ角ほどのさいの目に切り、冷水の鉢に盛ったり、青竹を器にしたりして、生姜、紫蘇、削りぶしなどを薬味として食べる。見た目にも涼味を感じる手軽で庶民的な夏の料理。酒の肴にもよくあう。 【例句】 縁にしなふ竹はねかへし冷奴 渡辺水巴「白日」 庭のもの青いちぢくや冷奴 鈴木花蓑「鈴木花蓑句集」 堅苦しき挨拶は抜き冷奴 長谷川櫂「虚空」