簾(すだれ)三夏 季語と歳時記 【子季語】 簾戸、掛簾、絵簾、御簾、簾衝立、古簾、玉簾、葭簾、玻璃簾 【解説】 障子や襖を取り払ったあと、風を通しながら日差しと視線を遮るために用いられるもの。葭や細く削った割竹などを糸で編みあげて作られる。框組みの簾障子と、布耳をつけて鴨居に掛けるものとがある。 【例句】 簾して涼しや宿のはひり口 荷兮「曠野」 吹きあげて風あまりある簾かな 五百木飄亭「飄亭句日記」 ひと迎ふ簾の奥に灯を置きて 高田正子「玩具」