簟(たかむしろ)三夏 季語と歳時記 【子季語】 竹席 【解説】 竹を細く削って筵のように編み上げたもの。夏場、畳などに敷いて、そのひんやりとした感触を楽しむ。 【例句】 窓なりに昼寝の台や簟 芭蕉「続猿蓑」 漣や近江おもてをたかむしろ 其角「華摘」 年のよらぬ父の寝顔やたかむしろ 太祇「新五子稿」 細脛に夕風さはる簟 蕪村「蕪村句集」 胸髭に風こそわたれたかむしろ 蓼太「蓼太句集初稿」 鉾宿に敷きつめられし簟 高田正子「花実」