冬の草(ふゆのくさ)三冬 季語と歳時記 【子季語】 冬草、寒草、冬青草 【解説】 冬でも青い常緑の草、あるいは枯れ残った草のこと。回り一面が枯れている中でその緑が目立つ。厳しい冬を耐えて生き生きと根を張るその生命力には驚かされる。 【例句】 冬草やはしごかけ置岡の家 乙二「をのゝえ草稿」 敷藁に冬草青し蜜柑畑 青雉「をのゝえ草稿」 冬の草眼に見あるけば限りなし 原石鼎「原石鼎全集」 冬草に母のこゝろの影来る 原石鼎「原石鼎全集」