紙漉(かみすき)三冬
【子季語】
寒漉、紙干す、紙干場、紙漉女
【解説】
三椏・楮などの樹皮を水に漬けたり、煮たりして繊維をとりだす。その溶解した紙料を手動の道具で漉く、和紙をつくる工程の一つである。樹皮を雪に晒すのは山間部の風物詩である。
【例句】
紙漉や初雪ちらりちらり降る
正岡子規「子規句集」
紙漉のはじまる山の重なれり
前田普羅「普羅句集」
夕ぐれておのが紙漉く音とゐる
長谷川素逝「素逝句集」
【子季語】
寒漉、紙干す、紙干場、紙漉女
【解説】
三椏・楮などの樹皮を水に漬けたり、煮たりして繊維をとりだす。その溶解した紙料を手動の道具で漉く、和紙をつくる工程の一つである。樹皮を雪に晒すのは山間部の風物詩である。
【例句】
紙漉や初雪ちらりちらり降る
正岡子規「子規句集」
紙漉のはじまる山の重なれり
前田普羅「普羅句集」
夕ぐれておのが紙漉く音とゐる
長谷川素逝「素逝句集」