ささげ 晩夏
【子季語】
ささぎ、十六ささげ、十八ささげ
【解説】
マメ科の一年草。うす緑色の花が終わった後、長いサヤがつき豆 が育つ。晩秋に収穫する。赤飯の色づけ用に使われる豆。
【科学的見解】
ササゲは、中国原産の植物で、古い時代に日本へ導入され、現在でも広く各地で栽培が行われている。品種や変種が多数あり、豆果が最も長いものを十六ササゲと呼び、種子だけではなく豆果全体も食用にする。また、豆果が上を向くハタササゲや種子が白色で黒い斑があるものをヤッコササゲなどと呼ぶ。(藤吉正明記)
ささげ採る籬のそなたや生駒山
几董「晋明集二稿」