新緑(しんりょく)初夏 季語と歳時記 【子季語】 緑、緑さす 【解説】 初夏の初々しい若葉の緑をいう。その頃のさわやかな気候ともあいまって、目にしたものの気持ちを清々しくしてくれる。また段々と緑を増してゆく木々の微妙な色の違いも、この季節ならではのもの。 【例句】 新緑やたましひぬれて魚あさる 渡辺水巴「水巴句集」 新緑や日光あぶら濃くなりて 日野草城「銀」 子の皿に塩ふる音もみどりの夜 飯田龍太「忘音」