花衣(はなごろも)晩春
【子季語】
花見衣、花の袖、花見小袖、花の袂、花見衣装
【解説】
お花見に行く時に女性が着る晴れ着のこと。古くは「桜がさね」という襲の色目を「花衣」といった。また、元禄期には花見小袖が流行した。現在では特定のものをさしては言わないが、散りゆく花の中の着物姿などは実に華やかである。
【例句】
きてもみよ甚べが羽織花ごろも
芭蕉「貝おほひ」
筏士の蓑やあらしの花衣
蕪村「まだら鴈」
花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ
杉田久女「杉田久女句集」
【子季語】
花見衣、花の袖、花見小袖、花の袂、花見衣装
【解説】
お花見に行く時に女性が着る晴れ着のこと。古くは「桜がさね」という襲の色目を「花衣」といった。また、元禄期には花見小袖が流行した。現在では特定のものをさしては言わないが、散りゆく花の中の着物姿などは実に華やかである。
【例句】
きてもみよ甚べが羽織花ごろも
芭蕉「貝おほひ」
筏士の蓑やあらしの花衣
蕪村「まだら鴈」
花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ
杉田久女「杉田久女句集」