おでん 三冬 季語と歳時記 【子季語】 関東炊、関東煮、おでん屋、煮込みおでん、おでん鍋、おでん酒 【解説】 もともとは田楽の略である。関東炊きといわれるように、関東が本場である。醤油 砂糖 だしで、大根、玉子、はんぺん、ちくわなどを煮込んだ食べ物である。 【例句】 おでん食ふよ轟くガード頭の上 篠原鳳作「現代俳句」 硝子戸におでんの湯気の消えてゆく 高浜虚子「六百句」 百代の過客の一人おでん酒 長谷川櫂「虚空」