藺の花(いのはな/ゐのはな) 仲夏 季語と歳時記 【子季語】 燈心草の花 【解説】 イグサ科の多年草。山野、湿地に自生するが水田でも栽培される。緑色で細くすべすべした真直ぐな茎の上に淡褐色の細い花が固まって咲く。茎は畳表や花筵の材料として用いられる。 【例句】 藺の花や小田にもならぬ溜り水 正岡子規「子規句集」 藺の花にひたひた水の濁り哉 此筋「続猿蓑」