【子季語】
温床、温室
【解説】
温床のこと。電熱や灯油などを焚いて内部を温め、野菜や果物を促成栽培をする。ビニールを張ったかまぼこ形のものなどがある。
カテゴリーアーカイブ: d生活
大根引く(だいこんひく)初冬
寒晒(かんざらし)晩冬
【子季語】
寒曝、寒晒粉
【解説】
穀物などを粉にして水に漬けた後、陰干しをして寒気に晒すこと。白玉粉などを作るための作業である。水に漬けるのは不純物を除去するためで、寒い時季にやるのは、雑菌の繁殖を防ぐためでもある。
【例句】
寒晒土用のなかをさかりかな
許六「篇突」
手足まで寒晒しなる下部かな
一茶「八番日記」
毎夜さの槙の嵐や寒晒
子静「発句題叢」
海女(あま)晩春
年用意(としようい)暮
よなべ 晩秋
【子季語】
夜業、夜仕事
【解説】
秋の長い夜を働き続けること。夜は特に静かで、こつこつと仕事をしているうちに時の経つのを忘れてしまう。
稲扱(いねこき)仲秋
【子季語】
稲打、脱穀、脱穀機、稲扱筵、稲扱機、稲埃
【解説】
実った稲穂から籾をこき落すこと、またはその道具。手作業から足踏み稲扱機、電動式脱穀機へと移り、最近は刈りながら脱穀もする稲刈機が普及している。
【例句】
稲こくやひよこを握る藁の中
其角「渡鳥」
いねこきも木陰つくるや松の下
野坡「野坡吟艸」
渋柿の下に稲こく夫婦かな
夏目漱石「漱石全集」
ふくやかな乳に稲扱く力かな
川端茅舎「春水光輪」
鶯餅(うぐいすもち、うぐひすもち)初春
寒施行(かんせぎょう、かんせぎやう)晩冬
【子季語】
野施行、穴施行、狐施行
【解説】
野生の動物に、寒の時期餌を施し与えることをいう。田の畦、山の際などに、豆腐や油揚などを置く。野に置くことを野施行、狐や狸などの穴らしいところに置くことを穴施行という。
【例句】
野施行を覗く雑木の鴉かな
庄司瓦全「曲水俳句鈔」
夏の風邪(なつのかぜ)三夏
【子季語】
夏風邪
【解説】
クーラーなどにあたりすぎると免疫力が低下して、夏風邪を引きやすくなる。症状はそんなに重くならないが、長引くことが多い。




