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季語と歳時記

きごさい歳時記

カテゴリーアーカイブ: d生活

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炉開(ろびらき)初冬

季語と歳時記

【子季語】
囲炉裡開く
【解説】
冬になってはじめて炉を使うこと。茶道では風炉の名残の茶会のあと、陰暦十月初旬の亥の日を選び風炉を閉じて炉を開く。
【例句】
炉開きや左官老いゆく鬢の霜
芭蕉「韻塞」

炉開きやまだ新宅のみなと紙
許六「俳諧曾我」

炉びらきや雪中庵の霰酒
蕪村「蕪村句集」

炉開に一日雇ふ大工かな
正岡子規「子規句集」

名聞をうとみて大炉開きけり
日野草城「花氷」

炉開けば遥かに春意あるに似たり
松本たかし「野守」

炉開いて人を讃へん心かな
原石鼎「原石鼎全集」

炉開いて幽かに更けて住む心
原石鼎「原石鼎全集」

温石(おんじゃく、をんじやく)三冬

季語と歳時記

【子季語】
塩温石、焼石
【解説】
石を温めて真綿や布でくるみ懐中に入れて暖を取ったもの。平安時代末頃から江戸時代にかけての習慣で懐炉の原型にあたると考えられる。
【例句】
温石のさめぬうちなりわかなつみ
一茶「七番日記」

温石にひたと硯の主泣く
長谷川零余子「雑草」

羽子(はね)新年

季語と歳時記

hane-ph【子季語】
胡鬼の子、羽ごの子、羽子つき、羽子つく、つくばね、飾羽子、羽子日和、串羽子
【解説】
むくろじの実に竹ひごをさしその先に雉や鴨の羽根をつけたもの。室町時代の「こぎ(胡鬼)の子勝負」が羽根突きの起源といわれ、「こぎ(胡鬼)の子」が現在の羽子にあたる。羽子の飛ぶ姿が病気を運ぶ蚊を食べるとんぼに似ていることから子供が蚊に刺されないお守りともされた。
【例句】
羽ごの子や落くる空に筑波山
蓼太「蓼太句集三編」

つく羽の下りる際なり三日の月
一茶「七番日記」

その中に羽子つく吾子の声すめり
杉田久女「杉田久女句」

前髪に二つはさむや羽根大事
村上鬼城「鬼城句集」

産土神や羽子日和なる山の端に
松本たかし「野守」

ショール 三冬

季語と歳時記

【子季語】
肩掛
【解説】
防寒やファッションのための女性用の衣類で、肩にかけて用いる。材質は絹・羊毛などである。
【例句】
身にまとふ黒きショールも古りにけり
杉田久女「杉田久女句集」

秋日傘(あきひがさ)初秋

季語と歳時記

【解説】
秋にさす日傘のこと。暦の上では秋に入っても日射しはまだまだ強い。日焼けや紫外線の害などに敏感な女性は秋になっても日傘が手放せない。

氷頭膾(ひずなます、ひづなます)仲秋

季語と歳時記

【解説】
鮭の頭部の軟骨を薄く切り、大根おろしを加えて膾にしたもの。酒の肴によい。

湯ざめ(ゆざめ)三冬

季語と歳時記

【解説】
湯から上がったあと、体が冷えて寒く感じること。風邪の原因となる。
【例句】
湯ざめして或夜の妻の美しく
鈴木花蓑「鈴木花蓑句集」

火鉢(ひばち)三冬

季語と歳時記

【子季語】
瀬戸火鉢、鉄火鉢、箱火鉢、長火鉢
【解説】
暖房器具のひとつ。その中に炭を熾し、手足を焙って暖をとる。木製、金属製、陶製などがある。部屋全体や全身を温めることはむずかしいが、五徳を立てて鉄瓶などをかけたり、燗をつけたりと暮らしになじみ深いものだった。今では他の暖房器具にとってかわられ、ほとんど見かけなくなったが、真っ赤に熾った炭火の色は懐かしい。
【例句】
舟君の泣くかほみゆる火鉢かな
蓼太「蓼太句集三編」

うき時は灰かきちらす火鉢かな
青蘿「青蘿発句集」

ぼんのくぼ夕日にむけて火鉢かな
一茶「享和句帖」

明ほのゝ番所にさむき火鉢かな
露川「小弓俳諧集」

独居やしがみ火鉢も夜半の伽
秋色女「いつを昔」

客去つて撫る火鉢やひとり言
嘯山「葎亭句集」

火鉢抱いて瞳落とすところ只畳
原石鼎「花影」

乾鮭(からざけ)三冬

季語と歳時記

【子季語】
干鮭
【解説】
鮭の腸をとって、塩を振らずに素乾(しらぼし)にしたもの。保存食のひとつで北海道、青森、秋田などでつくられ、軒下や屋根の上で干された。
【例句】
雪の朝独り干鮭を噛み得たり
芭蕉「東日記」

乾鮭や琴の斧うつひゞきあり
蕪村「蕪村句集」

手さぐりや乾鮭はづす壁の釘
道彦「蔦本集」

から鮭の口はむすばぬをならひかな
白雄「白雄句集」

乾鮭の切口赤き厨かな
正岡子規「子規全集」

乾鮭のかりついてゐる柱かな
夏目漱石「漱石全集」

乾鮭に弓矢の神を祭りけり
寺田寅彦「寺田寅彦全集」

乾鮭や天秤棒にはねかへる
村上鬼城「鬼城句集」

手燭して乾鮭切るや二三片
前田普羅「普羅全集」

鮭といふ一本の朱乾びけり
長谷川櫂「天球」

千枚漬(せんまいづけ)三冬

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【解説】
京都名産の蕪の漬物。柔らかくて大きな聖護院蕪を薄く切って塩漬けにしたのち、昆布と蕪とを交互に敷き重ね、赤唐辛子、みりんなどで本漬けにする。昆布のぬめりとうまみが独特のあじを作り出す。

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