↓
 

季語と歳時記

きごさい歳時記

カテゴリーアーカイブ: a時候

投稿ナビゲーション

← 古い投稿
新しい投稿 →

夏の夜(なつのよ)三夏

季語と歳時記

natunoyoru【子季語】
夏の夜半
【解説】
日中の暑さがピークを越して、やや過ごし易くなるはずの夜であるが、最近は熱帯夜に悩まされることも多い。しかし夏の夜は遅くまで人通りがあり、寝るのが何となく惜しく夜更かしをしたりする。
【例句】
夏の夜は明くれどあかぬまぶた哉
守武「俳諧初学抄」

夏の夜や崩れて明けし冷し物
芭蕉「続猿蓑」

夏の夜は山鳥の首明けにけり
言水「蓮実」

夏の夜や雲より雲に月はしる
蘭更「三傑集」

夏の夜やいく原越ゆる水戸肴
一茶「七番日記」

夏の夜や灯影忍べる廂裏
日野草城「花氷」

十二月(じゅうにがつ、じふにぐわつ)仲冬

季語と歳時記

【解説】
陽暦の十二月。一年の最終月である。新年を迎える準備など何かと済ませるべきことが多く、あわただしさを感じさせる月である。
【例句】
十二月上野の北は静かなリ
正岡子規「子規句集」

人込みに白き月見し十二月 
臼田亜浪「旅人」

廂より高き堤や十二月
原石鼎「花影」

寒の入(かんのいり)晩冬

季語と歳時記

【子季語】
寒に入る、寒固、小寒の入、寒前
【解説】
一年のうちでいちばん寒さがきびしい時期に入る日のこと。一月六日ごろにあたり、この日から立春前日(節分)までの約三十日間を寒という。
【例句】
月花の愚に針立てん寒の入り
芭蕉「薦獅子」

晴天も猶つめたしや寒の入
杉風「杉風句集」

猶白し寒に入る夜の月の影
蝶夢「草根発句集」

うす壁にづんづと寒が入りにけり
一茶「七番日記」

よく光る高嶺の星や寒の入り
村上鬼城「定本鬼城句集」

きびきびと応ふる寒に入りにけり
松本たかし「野守」

朝々のさすがに寒に入りにけり
星野立子「春雷」

数へ日(かぞえび、かぞへび)暮

季語と歳時記

【解説】
年内の残る日数が指で数えるほどになってきたことを感慨をこめて言う。忙しさが増し、落ち着かない日々が続く。

霜月(しもつき)仲冬

季語と歳時記

【子季語】
霜降月、神楽月、雪見月、雪待月、神帰月、露こもり月、子の月
【解説】
陰暦十一月の和名。陽暦の十二月にあたる。霜がきびしく降りるころで、霜降月の略称。
【例句】
霜月の晦日よ京のうす氷
言水「一字題」

霜月や日まぜにしけて冬籠
去来「俳諧曾我」

霜月やこふのつくつく並びゐて
荷兮「冬の日」

霜月の梨を田町に求めけり
正岡子規「季語別子規俳句集」

霜月の川口船を見ぬ日かな
藤野古白「古白遺稿」

霜月や酒さめて居る蝮取り
前田普羅「普羅句集」

霜月や壺に活けたる枝蜜柑
島村元「島村元句集」

冬暖(ふゆあたたか)三冬

季語と歳時記

【子季語】
冬ぬくし、暖冬
【解説】
冬のさなかの暖かい日のこと。つめたい風も吹かない穏やかな日和。冬の恵まれた一日である。
【例句】
冬ぬくし海をいだいて三百戸
長谷川素逝「定本素逝集」

大き茶碗よわが鼻入れて冬温し
加藤楸邨「まぼろしの鹿」

冬深し(ふゆふかし)晩冬

季語と歳時記

【子季語】
冬深む、暮の冬、冬さぶ、真冬、真冬日、冬たけなわ
【解説】
一年で寒さの最も極まる時期のこと。積もった雪や北風に吹かれる枯れ草、防寒着に身を包む人々など、どこを見ても冬真っ盛り。春が待たれる日々である。
【例句】
冬深し手に乗る禽の夢を見て
飯田龍太「山の木」

冬深し柱の中の濤の音
長谷川櫂「古志」

九月(くがつ、くぐわつ)仲秋

季語と歳時記

【解説】
何より月を愛でる月である。朝夕はひんやりとはするものの、まだまだ残暑が厳しい。彼岸を過ぎれば秋は深まり、夜には虫の声も聞こえてくる。一方、台風が多い月で、日本各地に被害をもたらす。

土用(どよう)晩夏

季語と歳時記

【子季語】
土用前、土用入、土用の入り、土用中、土用太郎、土用二郎、土用三郎、土用明
【解説】
春夏秋冬それぞれに土用はあるが、普通、土用といえば夏の土用のことである。とりわけ夏の土用が取り上げられるのは、陰陽五行や農耕と深くかかわりがあったと思われる。地方によっては、土用の間にしてはならないことなど様々な言い伝えがある。今でも土用の丑の日に鰻を食することなど、生活に深く結びついている。
【例句】
おぼつかな土用の入りの人ごころ
杉風「韻塞」

人声や夜も両国の土用照り
一茶「九番日記」

土用の日浅間ヶ岳におちこんだり
村上鬼城「定本鬼城句集」

ほろほろと朝雨こぼす土用かな
正岡子規「寒山落木」

子を離す話や土用せまりけり
石橋秀野「桜濃く」

わぎもこのはだのつめたき土用かな
日野草城「青芝」

長月(ながつき)晩秋

季語と歳時記

【子季語】
菊月、菊咲月、紅葉月、色どる月、寝覚月、稲刈月
【解説】
陰暦九月の異称。陽暦では十月頃。夜が長くなり、朝晩めっきり冷えるようになる。
【例句】
長月の空色袷きたりけり 
一茶「文化句帖」

投稿ナビゲーション

← 古い投稿
新しい投稿 →

2/7(土) HAIKU+

講師は五島高資(ごとう・たかとし)さん
演題は人間・金子兜太に迫る
聴講申込はこちらからどうぞ。

ことば検索



ヒット項目が多くなりすぎる季語です。下の文字を直接、クリックしてください。

春、梅、桜、花、夏、祭、秋、月、冬、雪、初春

 きごさいBASEへ


季節文化を発信

NPO法人「きごさい」(季語と歳時記の会)は、ネット歳時記「きごさい」を中心に季節文化を発信する仕事をしています。その活動はボランティアのみなさんの力で運営されています。賛同される方はご参加ください。

きごさいの仕事

  • インターネット歳時記「きごさい歳時記」
  • 山桜100万本植樹計画
  • 「きごさい」の発行
  • きごさい全国小中学生俳句大会
    • これまでの受賞句
  • 恋の俳句大賞【投句する】
    • これまでの受賞句

メニュー

  • top
  • デジタル句集
  • お問合せ
  • 管理

リンク

  • きごさいBASE
  • カフェきごさい
©2026 - 季語と歳時記
↑