『平和をかんがえる こども俳句の写真絵本』(小学館刊 ¥1400+税)が、発売されました。写真は木村伊兵衛、土門拳、浜谷浩、林忠彦、田沼武能、三好和義・・・写真界の大御所たちが撮影した、昭和の子供が写っている名作写真が選ばれています。日本が貧しかった時代の子供たちの表情や光景は多くのことを語り、考えさせてくれる。それらの写真とともに、小学生を中心に中学生、高校生が詠んだ俳句が並びます。作品は現代のこどもたちのものですが、時を越えて写真と見事に響き合っています。
戦争を挟んだ20年間のモノクロームの写真と現代のこどもたちの俳句を見比べながら、平和と戦争と幸せとは何かについて、家族やクラスや個々人が考えてみよう、ということが本書出版の目的だと思います。各写真の一枚ずつの解説、こども関連と一般の出来事を二段に分けた年表、小山正見季語歳副代表&日本学校俳句研究会代表の「おとうさん、おかあさんへ」というメッセージも掲載。
『こども歳時記』から引用された俳句もあり、巻末には協力団体として季語と歳時記の会の名もあります。このユニークで感情豊かなこの本を教材に、平和や戦争、そして幸福や俳句について、多くの教育現場や家族のなかで話し合われることを望んでいます。(西川遊歩記)
言葉こそ戦争終わらす武器である 熊谷真由(中三)
沸き上がる入道曇に俺はなる 佐藤凌我(中三)
しもやけの母さんの手につつまれて 本間百詠(小二)
妹がとってとってとしゃぼん玉 藤井雄也(小三)
おとうとは何でも食べるつばめの子 溝口和佳奈(小二)
へいわとはおく万円よりいいものだ 浦川日向(8)
小さな手ぐっと握った沖縄忌 三田綾音 (高一)・・・・本書より




きごさい会員の大隈徳保さんの『風と雨の歳時記』(星雲社、1,200円+税)が出版されました。



