きごさい会員必読の緊急座談会 「俳句」8月号
「俳句」創刊60周年企画第3弾の大特集は、今すぐ知りたい「歳時記」活用術。「句作を広げる歳時記活用術」では、7人の俳人が季語と歳時記についての距離感や思いや薀蓄を具体的に語って役に立つ。歳時記から生れた一句に続き、この一冊「私の歳時記」の企画は具体的に親しい歳時記を取り上げ特徴を述べていて面白い。
必読のページは、緊急座談会「どうなる!?二十四節気」だ。2011年5月、日本気象協会が、「日本版二十四節気」を提案。ダイレクトに影響を受けるであろう俳句界はてんやわんやの大騒ぎ。そもそもなぜそのような議論が起こったのか。「日本版二十四節気専門委員会」メンバーである岡田芳朗さん(暦の会会長)、長谷川櫂さん(きごさい代表)と俳人の(この度、きごさい理事に就任された)宇多喜代子さんの鼎談がP.104-118まで掲載されている。
日本気象協会の当初の考え方は、二十四節気は古代中国で成立したために、日本の気候、実態と合わないところがある。立春は二月の初めだが、日本では寒さの真っ只中で、いわゆる春とはずれている。立春や春分はみな知っているが、二十四節気の芒種や小満は一般には分かりにくい言葉なので、分かりやすい言葉にしようという提案であった。
この提案に対して、二人の委員はどのように考えたか? 二十四節気は単に暦だけの問題ではなくて、日本文化の土台にかかわる・・・(続きは本文を)。
結論にたどり着いた後の気象協会の正式発表は来春だが、いかなる議論が進み、私たちが二十四節気をどのように捉え、そのズレをどう考えたらよいかの指針が語られているので、きごさい会員の方は必読です。
