第4回きごさい全国小中学生俳句大会表彰式が開催されました

今年で4回目となる「きごさい全国小中学生俳句大会の表彰式」が11月30日(日)の午後、神奈川近代文学館のホールにて開催。約8000句の応募作品から選ばれた佳作、入選、特選、大賞の順に受賞者は壇上に上がり、長谷川櫂代表から受賞句が記載された賞状と記念品が授与されました。賞状を受け取るときに、選者の先生からひとりひとりに、受賞句についての良かった点や感想が語られ励ましのことばも添えられ、皆さんうれしそうでした。
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◆大賞には
えんてんかがまん強いなマンホール 愛知県 中2 山本海斗
山本海斗君の句が選ばれました。「授業に遅れそうになり、裸足で駆け出し、マンホールを踏んで、「あつっ」と叫んだ。真夏の暑さにじっと耐えているマンホールはすごいなと思いこの句ができました」と受賞作についてコメンとしました。
◆特選作品12句
大木あまり選
ふわふわの雪は天使のおとしもの 東京都 中1 丹野加菜
空高く日差しきらめきプールかな 静岡県 中2 鈴木由有
えんてんかがまん強いなマンホール 愛知県 中2 山本海斗
小山正見選
いなかにはおちゅうげんのぼくがいく 大分県 小1 菅野北斗
夕立は音頭調節機能付き 東京都 小6 齊藤大志
えがけたぞ青一色で夏の空 東京都 小4 飯塚大悟
高田正子選
黄金色田んぼの稲も太陽も 青森県 中1 升田誇子
ぼくの夢いろいろあってまよう夏 高知県 小4 橋本羽流
夏空にぐんぐん泳ぐぼくと雲 東京都 小6 長澤翼
長谷川櫂選
勉強をしろとしつこい母は蝉 静岡県 中1 堀内恒輝
けしゴムははだかでさむい冬の夜 東京都 小4 大谷茉莉那
エレベーター降りたら滝がまっている 東京都 小6 成久恋
◆学校賞
小学校の部 江東区立 越中島小学校
中学校の部 静岡県森町立 旭が丘中学校
小学校の部で、昨年に引き続き受賞した越中島小学校の副校長の笠間先生は「江東区は、俳句がさかんなところで、当校は6年前から俳句教育に力を入れている。今年から江東区全体で俳句授業に取り組んでいくので、受賞を励みとしたい」と。中学校の部で初受賞された旭が丘中学校の村松先生は「受賞作品は短冊に書いて学校の掲示板に貼り、生徒が見て話題している。どのように教えたらいい俳句ができるか、いつも考えているが、季語を誉めるという方向性を最近提案したら、新しい発想の句が出来てきた」と日ごろの俳句指導の一端を述べられました。
季語歳が編集した「こども歳時記」(小学館刊)が出版されてから初めての大会で、以前より季語のバリエーションが増えたとの感想もいただきました。さらに、季語歳と学校俳句研究会(小山正見会長)が今後より緊密に活動していく方向性を確認し、小中学生の俳句教育に貢献していきたいと考えております。
*協賛企業=㈱開明、㈱Z会、㈱小学館(西川遊歩=きごさい全国小中学生俳句大会実行委員長)
