6月2日、きごさい+は「キリシタン版と日本人」
お話いただくのは東京大学で南蛮文化の研究をされている岡美穂子(おか・みほこ)准教授。天正少年遣欧使節の帰国とともに伝わった活版印刷技術。その技術を使った本づくりの裏側で働いていた日本人の話です。公園の薔薇も花盛り、初夏の横浜にお出かけください。
演題:天正少年遣欧使節の光と影―キリシタン版と製作に関わった日本人―
講師:岡 美穂子(おかみほこ)東京大学准教授
プロフィール:京都大学大学院修了。博士(人間環境学)。2003年より東京大学史料編纂所助手、助教を経て、現在准教授。専門は南蛮貿易、キリシタン史。著書に『商人と宣教師 南蛮貿易の世界』(東京大学出版会2010年)、共著に『大航海時代の日本人奴隷』(中央公論新社、2017年)。第17回ロドリゲス通事賞受賞。
講師よりひと言: 活版印刷技術は「西洋文明」を代表するイメージなだけに、その運用に日本人が大いに関わっていたことは、ほとんど知られていません。なぜ、「平家物語」が印刷されたのか、という謎にも新説を交えながら、当時のイエズス会内部の日本人知識人のことを知っていただきたいと思います。
日時:2019年6月2日(日)13:30〜16:30(13:10 開場)
・13:30~14:30 講座
・14:50~16:30 句会
会場: 神奈川近代文学館 中会議室(横浜市、港の見える丘公園、〒231-0862 横浜市中区山手町110、TEL045-622-6666、みなとみらい線「元町・中華街駅」6番出口から徒歩10分)http://www.kanabun.or.jp/guidance/access/
句会:当季雑詠5句(選者=岡美穂子、長谷川櫂)投句締切 14:50。句会の参加は自由です。
参加費:きごさい正会員1,000円、非会員2,000円。
申し込み:きごさいホームページの申し込み欄から、あるいはきごさい事務局に電話、ファクシミリでお申し込みください。TEL&FAX 0256-64-8333。申し込みなしの当日参加もできます。