「動物季語の科学的見解(哺乳類)」を追加しました
きごさい歳時記の植物季語の科学的見解として、約千の解説を寄稿された東海大学教養学部の藤吉正明先生が、今度は動物季語の科学的見解を寄せてくださいました。一回目は哺乳類の26の季語です。
狐の子(きつねのこ) 獣交む(けものつるむ) 春の鹿(はるのしか) 猫の恋(ねこのこい) 孕み鹿(はらみじか) 熊穴を出づ(くまあなをいづ) 馬の仔(うまのこ) 落し角(おとしづの) 猫の子(ねこのこ) 蝙蝠(こうもり) 夏野の鹿(なつののしか) 鹿の袋角(しかのふくろづの) 馬肥ゆ(うまこゆ) 猪(いのしし) あなぐま 鼬(いたち) 兎(うさぎ) 羚羊(かもしか) 狐(きつね) 熊(くま) 狸(たぬき) 貂(てん) 麕(のろ) 冬の鹿(ふゆのしか) むささび 熊穴に入る(くまあなにいる)
以上の26季語の解説が新しくなりました。ぜひ、お読みください。今後は、鳥類や魚類、爬虫類、昆虫などについての改訂も予定しております。
なお、改訂にあたって引用及び参考にした文献は以下の通りです。
・秋篠宮文仁・小宮 輝之(監)(2009)フィールドベスト図鑑 日本の家畜・家禽、学習研究社
・阿部永(監)(2005)日本の哺乳類 改訂版、東海大学出版会
・今泉忠明(監) (2003)学研の図鑑 動物、学習研究社
・金子之史(2020)哺乳類の生物学一分類(新装版)、東京大学出版会
・熊谷さとし・安田 守 (2011)哺乳類のフィールドサイン 観察ガイド、文一総合出版
・小池伸介・佐藤 淳・佐々木 基樹・江成 広斗(2022)哺乳類学、東京大学出版会
・小宮輝之(監)(2002)フィールドベスト図鑑 日本の哺乳類、学習研究社
・小宮輝之・薮内 正幸(2016)くらべてわかる哺乳類、山と渓谷社
・新村出(2009)広辞苑 第六版、岩波書店
・山口喜盛(2017)フィールドで出会う哺乳動物観察ガイド、誠文堂新光社
・渡辺健太郎(翻訳)(2005)ネイチャーハンドブック 世界哺乳類図鑑、新樹社