夜鷹(よたか)三夏
【子季語】
怪鷹、蚊吸鳥
【解説】
ヨタカ科。鳩ほどの大きさの鳥で、褐色や黒、白のまだら模様である。北海道から四国の山地や草原に棲んでいる。夜行性で夕方から活動し、おもに虫類を喰べる。夏の夜、キョッキョッという鳴き声をたてる。
【科学的見解】
ヨタカは、ヨタカ科の鳥類で、九州以北の低山から山地の林に夏鳥として東南アジアから渡来する。夜行性のため、昼間は木の横枝にとまって休息する。フクロウと同様に羽毛が柔らかく、羽音は立てない。林や草原において、地面を浅く掘って地上で営巣する。産卵期は五月から八月で、二個程産卵する。(藤吉正明記)