春の堤(はるのつつみ) 三春 季語と歳時記 【子季語】 春の土手 【解説】 明るい春日が降り注ぎ、草花が萌える堤。日本の原風景の一つといえる。子どもたちが水量の増えたせせらぎをのぞき込み、幼子を連れた母親らが土筆や蓬を摘んでいる。堤に寝そべり本を読んでいる人の姿も見える。 【例句】 麦畑の人見る春の塘哉 杜国「あら野」