ハンカチの花(はんかちのはな) 初夏 季語と歳時記 【解説】 山地に生息するオオギリ科の落葉高木。葉が変化した胞(ホウ)が緑色から白に変わり、葉の間からひとつの両性花と多くの雄花をつける。白い総苞片がハンカチのように見えることからこの名がついた。庭植えや鉢植えにもなる。 【科学的見解】 ハンカチノキは、中国原産の落葉樹である。別名は、英名にちなみハトノキとも呼ばれている。日本の植物では、花周辺の葉や苞が白くなる植物としてヤマボウシ、ハンゲショウ、ドクダミなどが知られている。鑑賞性が高いため、庭木や公園木として植栽されている。(藤吉正明記)