茶蘭(ちゃらん) 初夏
【子季語】
金栗蘭
【解説】
中国原産、センリョウ科の常緑低木。耐陰性が強く、通常は、観葉植物として育てられる。葉は茶に似ており、初夏、芳香のある淡黄色の花を粒々状につける。その花が栗の花を思わせるところから、金栗蘭ともいわれる。
【科学的見解】
チャランは、中国原産のセンリョウ科の植物である。日本へは、江戸時代ごろに導入され、その後観賞用として稀に植栽されている。本種の姿・形は、日本に自生または庭先などでよく栽培されているセンリョウに似ている。(藤吉正明記)