春蝉(はるぜみ) 晩春
【子季語】
春の蝉
【解説】
季節にさきがけ最も早く鳴き出す蝉。赤松の林に棲息し、四月から六月にかけて鳴く声は松風のよう。夏の季語である松蝉と同じ蝉であるが、鳴き出す時期をとらえて春蝉とよぶ。蜩を小さくした形で、春の柔らかい情感をまとっている。
【例句】
春蝉や虎杖しやぶる山家の子
栖乙「懸葵」
春蝉の声引き潮の音もなく
臼田亜浪「定本亜浪句集」
春蝉のひやひやと鳴くや山の松
河東碧梧桐「碧梧桐句集」
【子季語】
春の蝉
【解説】
季節にさきがけ最も早く鳴き出す蝉。赤松の林に棲息し、四月から六月にかけて鳴く声は松風のよう。夏の季語である松蝉と同じ蝉であるが、鳴き出す時期をとらえて春蝉とよぶ。蜩を小さくした形で、春の柔らかい情感をまとっている。
【例句】
春蝉や虎杖しやぶる山家の子
栖乙「懸葵」
春蝉の声引き潮の音もなく
臼田亜浪「定本亜浪句集」
春蝉のひやひやと鳴くや山の松
河東碧梧桐「碧梧桐句集」