日傘 (ひがさ) 三夏 季語と歳時記 【子季語】 絵日傘、白日傘、日からかさ、パラソル 【関連季語】 春日傘 【解説】 夏の強い日差しを防ぐための傘。主に女性が用いる。江戸時代の日傘は、竹の骨に紙を張っただけのもの。雨用とは違い、油や渋は塗らなかった。最近では白ばかりではなく、黒い色のものも目にする。 【来歴】 『をだまき綱目』(元禄10年、1697年)に所出。 【例句】 降るものは松の古葉や日傘(ひからかさ) 嘯山「類題発句集」 山うどの山出て市は日傘かな 一茶「寛政紀行」 白日傘道に沿うたり外れたり 長谷川櫂「蓬莱」