【子季語】
糸菜
【解説】
アブラナ科アブラナ属の一～二年生野菜。水菜の一品種。葉は、水菜のような切れ込みがなく、ヘラ状で丸味を帯びている。京都の壬生村が原産、関西地方で栽培。
【科学的見解】
壬生菜は、日本固有の種類とされるミズナ（水菜）の変種である。江戸時代に京都の壬生付近において、葉に切れ込みのないものがミズナの中から見出され、その後その変種が盛んに栽培されたとのことである。ミズナや壬生菜はともに分枝しやすいことが特徴である。（藤吉正明記）