餅の札(もちのふだ) 暮 季語と歳時記 【解説】 江戸時代の物乞いの風習。餅搗の終った家々を廻り、餅をくれた家には札を張り、餅をくれない家との違いをあきらかにした。 【例句】 弱法師我が門ゆるせ餅の札 其角「猿蓑」 寒居士の面起こすや餅の札 松瀬青々「明治俳句」