【子季語】
きつねのてぶくろ
【解説】
ゴマノハグサ科ジギタリス属の二年草。ヨーロッパ原産で庭や公園などに植えられる。草丈は一メートルくらい。五月から六月にかけて、釣鐘型の花を茎の下から順に咲かせる。花の色は白、ピンク、紫など。葉に強心成分を含んでいるので、昔から薬用に栽培されてきた。
【科学的見解】
ジキタリスの標準和名は、キツネノテブクロである。本種は、オオバコ科(旧ゴマノハグサ科)の多年草で、観賞用として花壇や庭先などに植栽されているが、極めて有毒な植物であるため注意が必要である。ジキタリスという呼び名は、属名からきている。(藤吉正明記)