鉄道草(てつどうぐさ/てつだうぐさ) 初秋
【子季語】
明治草/ひめむかしよもぎ/御一新草
【解説】
別名ヒメムカシヨモギ、御維新草、明治草などと呼ばれ、明治の頃渡来した北米原産の帰化植物。日本中の空き地、人家の周り、庭などどこにでも繁殖する。高さは一メートルから一五メートルくらいにもなり、秋、三ミリ程の頭花に白い花弁が目立つ花を多数つける。若芽は食用になり、煎じて糖尿病の予防などにも用いれる。
【科学的見解】
鉄道草の標準和名は、ヒメムカシヨモギある。本種は、北アメリカ原産のキク科一年草もしくは越年草である。道端や荒地に多く見られる。似た種として、オオアレチノギクが存在するが、本種の頭花には小さな舌状花が存在するのでそこで区別がつく。(藤吉正明記)