春の蜜柑(はるのみかん) 三春
【解説】
春蜜柑伊予柑やネーブル、八朔柑など、春に採れる蜜柑のこと。
【科学的見解】
日本では、多くの柑橘類が主に東南アジアから導入され、本州から琉球までの地域で栽培されている。日本在来の柑橘類は、ニッポンタチバナ(タチバナ)やヒラミレモン(沖縄方言:シーカーシャー)等とされている。日本への導入後、人為的な品種改良や偶発的な突然変異(枝変わり)で現れたものを見出すことで、様々な品種が生み出されている。多くの柑橘類は十二月から翌年一月にかけて実るものが多いが、それ以降の二月から四月にかけて実る春の柑橘類を晩柑類と呼んでいる。(藤吉正明記)