朝曇(あさぐもり) 晩夏 季語と歳時記 【解説】 「旱の朝曇」といって、暑くなる日は朝のうち靄がかかって曇ることが多い。これは陸風と海風が入れ代る早朝に、前日の強い日差しで蒸発した水蒸気が冷えるためである。こうした気象現象が明治末期から新しい季語として認められた。 【例句】 皮となる牛乳のおもてや朝ぐもり 日野草城「昨日の花」