秋の灯(あきのひ)三秋 季語と歳時記 【子季語】 秋灯、秋ともし 【関連季語】 灯火親しむ 【解説】 秋の夜に灯す明りのこと。長い夜を明りのもとで静かに味わい、語らい、書に親しむ。夜学や夜業のための明りでもある。 【例句】 秋の燈やゆかしき奈良の道具市 蕪村「蕪村句集」 行く舟や秋の灯遠くなり増る 蕪村「題苑集」 秋の灯や端居になれて草の色 露月「露月句集」 灯も秋と思ひ入る夜の竹のかげ 臼田亜浪「旅人」