短日(たんじつ)三冬 季語と歳時記 【子季語】 日短、日短し、日つまる、暮早し、暮易し、短景 【解説】 冬の日の短いことをいう。秋分以降、十一月、十二月と日暮は早くなり、冬至は最も日中の時間が短くなる。 【例句】 日短かやかせぐに追ひつく貧乏神 一茶「文政八年句帖」 短日の照らし終せず真紅ゐ 川端茅舎「俳句文学全集」 短日の梢微塵にくれにけり 原石鼎「花影」 妻よ我が短日の頬燃ゆるかな 石田波郷「惜命」