【解説】
ハラタケ目キシメジ科の毒キノコ。かさは半円形、幅十~二十五センチ、厚さ一~二センチで大型肉厚、無味無臭、暗い所に置くとひだが青白く発光する、日本で一番中毒が多い。
【科学的見解】
ツキヨタケは、キシメジ科の腐生菌類である。キノコ(子実体)の形がシイタケやヒラタケなどと似ているため、誤食されやすい毒キノコである。本種は、ランプテロールという毒成分を有している。他のキノコとの見分け方は、子実体を縦半分に割ったとき、付根のところが黒く変色しているものがツキヨタケである。(藤吉正明記)
【例句】
月夜茸山の寝息の思はるる
飯田龍太「山の影」