海水浴(かいすいよく)晩夏 季語と歳時記 【子季語】 潮浴び、波のり、サーフィン、水上スキー 【解説】 江戸時代後期には医療として塩浴(海水浴)が行われていたという。今では家族や友人と共に太陽の下で過ごす夏の代表的なレクリエーションの一つであり、風物詩である。 【例句】 いざわれも潮を浴びようぞ雁鴎 才麿「四季千句」 海水浴この朝潮の紺に染まむ 大谷碧雲居「碧雲居句集」 富士暮るゝ迄夕汐を浴びにけり 大須賀乙字「乙字句集」 汐浴の帽子大きく休み居る 篠原温亭「温亭句集」 常夏の碧き潮あびわがそだつ 杉田久女「杉田久女句集」