【子季語】
葱頭
【解説】
中央アジア原産。春蒔、秋蒔した苗を畑に植えて夏に収穫することが多い。明治初年に渡来し、西洋料理、肉料理の普及により、一般の家庭に大いに利用されている。
【科学的見解】
タマネギは、ユリ科ネギ属の一年生もしくは二年生の草本植物である。本種は、秋播き型(秋播き夏採り)と春播き型(春播き秋採り)に大きく分けられている。秋播き型タマネギの代表品種は、泉州黄(せんしゅうき)や愛知白(あいちしろ)、春播き型タマネギの代表品種は、札幌黄(さっぽろき)が知られている。タマネギに含まれている硫化アリルは、消化を助ける作用があるとされている。(藤吉正明記)