葉鶏頭(はげいとう)三秋 季語と歳時記 【子季語】 雁来紅、かまつか 【解説】 ヒユ科の一年草。茎は一~二メートルほどの高さになる。秋、茎の上部の葉が、赤や黄、紫紅色に色づく。それが雁の渡る頃になるので雁来紅ともいう。 【例句】 まだ夏の心ならひや葉鶏頭 嵐雪「或時集」 岡崎は祭も過ぎぬ葉鶏頭 史邦「芭蕉庵小文庫」 葉鶏頭のいただき躍る驟雨かな 杉田久女「久女句集」