黒南風(くろはえ) 仲夏
【子季語】
黒ばえ/荒はえ
【解説】
暗くどんよりとした梅雨の長雨が続く時期に吹く湿った南風のこと。雨が続いて憂鬱な心持ちと、このころの空や雲の色を重ねて「黒」とされた。他に、梅雨中頃の激しい南風を「荒南風」、梅雨明けの明るい空に吹く南風を「白南風」という。
【例句】
黒榮に水汲み入るる戸口かな
原石鼎「原石鼎全句集」
黒南風や栗の花紐垂りしづる
臼田亜浪「定本亜浪句集」
【子季語】
黒ばえ/荒はえ
【解説】
暗くどんよりとした梅雨の長雨が続く時期に吹く湿った南風のこと。雨が続いて憂鬱な心持ちと、このころの空や雲の色を重ねて「黒」とされた。他に、梅雨中頃の激しい南風を「荒南風」、梅雨明けの明るい空に吹く南風を「白南風」という。
【例句】
黒榮に水汲み入るる戸口かな
原石鼎「原石鼎全句集」
黒南風や栗の花紐垂りしづる
臼田亜浪「定本亜浪句集」