冬の蜂(ふゆのはち) 三冬 季語と歳時記 【子季語】 冬蜂/凍蜂 【解説】 冬季、蜂は体力温存のため、巣の中で仮死状態になって眠っているが、暖かな日には眠りから覚めて、夢うつつで徘徊したりする。動かないことが多く、飛んでもその姿は弱々しい。 【例句】 冬蜂の死に所なく歩きけり 村上鬼城「定本鬼城句集」 我作る菜に死にてあり冬の蜂 杉田久女「久女句集」