井守を搗く(いもりをつく/ゐもりをつく) 仲夏
【子季語】
井守の印/守宮搗く
【解説】
中国の宮廷にかかわる端午の日の故事。守宮に赤い砂を与えて飼うと体全体が赤くなる。それを端午の日に搗き殺してその血を、ひとの体に塗る。罪を犯せばその色が消えるというもの。女官たちの淫行を戒めたもので、ゆえに守宮という。日本には井守として伝えられた。
【例句】
ゐもりつく王の秘メ事窺ひけり
松瀬青々「妻木」
【子季語】
井守の印/守宮搗く
【解説】
中国の宮廷にかかわる端午の日の故事。守宮に赤い砂を与えて飼うと体全体が赤くなる。それを端午の日に搗き殺してその血を、ひとの体に塗る。罪を犯せばその色が消えるというもの。女官たちの淫行を戒めたもので、ゆえに守宮という。日本には井守として伝えられた。
【例句】
ゐもりつく王の秘メ事窺ひけり
松瀬青々「妻木」