三葉芹(みつばぜり) 三春
【子季語】
みつば
【解説】
山野に自生している。最近は水耕栽培で大量生産され市場に出回る。長い茎の先に三枚の葉が三枚ずつ集まってつくのでミツバと呼ばれる。吸い物、おひたしに利用され、独特の香りが料理を引き立たせる。
【科学的見解】
ミツバは、北海道から九州の山地の木陰に自生するセリ科の多年草である。セリ同様に日本原産の野菜の一つで、栽培条件を変化させることで、青ミツバ、根ミツバ、切りミツバなどが市場に出荷されている。(藤吉正明記)
【例句】
みそ部屋のおほひに肥る三葉かな
夕可「続猿蓑」