【子季語】
挿椿
【解説】
椿を挿し木で育てること。七月から八月頃が良いとされる。挿木をしたら、夏は日差が強いので木陰や軒下など半日陰の場所に置き潅水を十分行う。
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棉蒔(わたまき) 初夏
【子季語】
棉蒔く
【解説】
棉はアオイ科の一年草。実が熟すと、割れて中から白い綿状の繊維とそれに包まった種が出てくる。四月下旬から五月上旬にかけて種をまき、実は初秋に摘み取る。種まき後一週間くらいで発芽するが間引きも必要となる。
稗蒔(ひえまき) 三夏
【子季語】
稗植う
【解説】
稗はイネ科ヒエ属の一年草。中国を経て縄文時代に渡来したといわれる。昔は飢饉などの際、米の代わりに食された。五月から六月にかけて蒔き、秋に収穫する。
【例句】
小山田や稗を植ゑるも昔唄
一茶「七番日記」
黍蒔(きびまき) 仲夏
【子季語】
黍蒔く
【解説】
黍はイネ科の一年生作物。五穀の一つで古くは米の替わりとして食された。旱魃に強く、手間もかからない。六月頃に蒔き、夏から秋にかけて収穫する。
胡麻蒔(ごままき) 仲夏
【子季語】
胡麻蒔く
【解説】
胡麻は、ゴマ科ゴマ属の一年草。中国から伝わり、昔は灯明の油をとるほか食用としても栽培された。旱魃に強く、手間もかからない。五月から六月ころ、畦に種をまき秋に収穫する。
粟蒔(あわまき/あはまき) 仲夏
【子季語】
粟蒔く
【解説】
粟は、イネ科エノコログサ属の多年草。五穀のひとつで、日本では米より早く栽培が始まったとされる。五月頃苗床に種を蒔き、秋に刈り取る。
【例句】
藪添ひに雀が粟も蒔きにけり
一茶「随斎筆紀」
粟蒔くや日のさす上に朝鴉
岡本癖三酔「最新二万句」
甘藷植う(かんしょうう) 初夏
【子季語】
藷挿す
【解説】
五月から六月にかけて、苗床で育てた甘藷を畑の畝に植えること。
茄子植う(なすうう )初夏
豆植う(まめうう) 初夏
【子季語】
豆蒔く/大豆蒔く/小豆蒔く
【解説】
秋に収穫するための豆を植えること。五月から六月にかけて行われる。畝に穴を作り二、三粒づつ植えてゆく。
雁爪(がんづめ) 晩夏
【子季語】
雁爪打
【解説】
田草をとるために使われるかぎ状の鉄製の道具。四本ほどの爪を持つ。雁爪を使うと土が返るので耕しの効果もある。

